日: 2026年5月16日

  • 畑だより ―400年の時を刻んだ奈良西吉野の梅林から・・・―

    鬱蒼とした杉林の林道を行くと、丘の上に王隠堂さんの屋敷がありました。
    「西吉野村を有機の里にしたい」と連絡があったのは、45年程前のことでした。
    南北朝時代に後醍醐天皇を匿ったことで名字(王隠堂)帯刀を許されたという、西吉野一帯の大地主の末代ということでした。王隠堂政見30才と若い当主でした。
    西吉野からは若者が街に出てゆき、平地の少ない土地では畑作もままならず、梅も柿も収穫も芳しくなく、なにより林業が成り立たなくなっていました。
    「サテ、西吉野をどうしたらいいのか?」若手当主は思案している時、たまたま見た新聞に私達八百屋のことが記事になって、「コレダ!」と思ったということでした。
    あれから45年が経ち、「西吉野村の再興」は果たせたのだと思います。
    三重にも梅林が拡がり、村には大きな梅の加工所ができ、そこで働く村人も多く、デパート・生協での取り扱いも拡がり、「王隠堂ブランド」が認知されています。
    そんな王隠堂さんから、有機の梅がはじまります。レシピ付き注文表配布中です。今年もチャレンジしてみてください。
    豆サヤの季節がはじまりました。
    絹さや・スナップエンドウ・グリーンピース・空豆・インゲンなどがいっせいに入荷します。栃木・鈴木章さん、キテレツファーム、有機農園けのひ、茨城・小沼さんと目白おしです。時期は2週間位が適期なので、今!食べてください。
    果物はメロン・小玉西瓜などがそろそろです。暑いので前倒しになってきています。
    最後に、とても残念なお知らせです。
    いちごの竹村さん(茨城かすみがうら)が、今季でいちご栽培を終了することになりました。48作目でした。
    「変形性股関節症」がなかなか治癒せず、来季のいちご栽培を断念せざると得ないということです。今後は体への負担が少ない米作りに注力していくとのことでした。
    あひるの家にも何度も来られて、「みなさんのおいしいの言葉がハゲみになります!」と、手ぬぐいをとってハゲ頭を見せるパフォーマンスがお客さんに大ウケでした。回復・再開を願っています。
    暑くなりました。体調に気をつけてください。