年間通してあひるの家で一番売れているお米が、栃木・鈴木章さんのところの自家用米【コシヒカリ】です。
野菜農家の章さんが自分のところで食べるように作付しているお米を、少し多めに作ってもらって分けてもらっている形なので価格があひるのお米の中で一番安いというのもありますが、味にも定評があります。農家が自分で食べるお米なので、もちろん農薬・化学肥料は不使用です(章さんは野菜も有機または不使用です)。
昨夏からはじまった米騒動も、章さんから直接送ってもらっていたあひるには影響はなく、5月まではお米の棚に潤沢に並んでいました。
深刻になったのは5月のGW明け以降、例年通り作付していた章さんのお米が足りなくなってしまったのです。お米が買えなくなって困っている親戚や、ふだんお米の出荷のないところにも送っているうちに、あやうく自分が食べる分がなくなりそうになってしまい、「ほんとにごめんなぁ〜」と新米が出るまでお休みすることになりました(一回だけご厚意で出してくれましたが)。
すでに他産地のお米の出荷も途絶えていたので、「八百屋なのに米がウマイ!」と言われていたあひるの家で、初めて売るお米がなくなりました。
それから2ヶ月あまり、ついに!やっと!本日章さんから新米【コシヒカリ】が届きました!やった〜!
届いたピカピカの新米玄米袋の窓からは、収穫期好適米の証「青米」も確認できます。さすが章さん、暑い暑い8月の稲刈りも、農家としてやるべきことをキッチリやってくれました。
「お米がなければパンや麺を食べればいいじゃないの」なんてごまかしてきましたが、やっぱり日本人にはお米が一番。日本のお米農家に感謝しながら、おいしい新米を食べてください。
