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  • 『語り継ぐ物語』 その2 王隠堂編 ~鬱蒼とした杉林を抜けると、天空の屋敷があらわれた~

    奈良市内から車を走らせること2時間。

    杉林の山道を行けども行けども民家の一軒も見あたらず、勿論電話ボックスなど見つかりようもないのです。

    「もう帰ろうか?きっといたずら電話だったんだよ。腹へったし」

    と、関西センターの関君と2人途方にくれていたのです。

    「あの峠に出たら帰ろう」ということで、峠の頂に着くと、なんと広大な屋敷が出現したのです。

    鳥居のような門構えの柱には「王隠堂」という大きな表札が掲げられていました。

    中を覗くと奥まったところに平屋の家屋があり、庭一面に白い玉砂利が敷きつめられています。

    重々しい引き戸を開けて、「スミマセ~ン、王隠堂さんいます~」と声をかけたのです。

    玄関の壁には籠がつりさげられ、襖には毛筆で何やらしたためられています。

    「は~い」声がして、渡り廊下を歩いてくる姿がみえました。

    「政見からは伺っておりますので、柿畑にご案内します」と、モンペをはいた老女は王隠堂さんのお母さんでした。

    山の中腹の柿畑では、作業着に地下足袋の王隠堂さんが、骨粉の混じった堆肥を柿の木の根元に敷きつめていました。

    家への道々、梅林を通りながら「これは梅酒用、あれは梅干用ですわ」と指さしてくれるのですが、梅酒用は青いうちにとり、梅干用はそれを熟させたものと思っていたので、「そもそも木がちがうんだ」と初めて知ったのです。

    家に戻ると食事が用意されていました。

    素麺・山菜・川魚の天麩羅・香の物というメニューで、素麺のつゆは青竹を半分に割ったお椀でした。

    「こういうのは上品にいただかなくちゃいけないんだろうな」と思いながらも、腹が減っていたので即完食でした。

    屋敷の裏手の山々が一望できる縁台に座って話しをしたのです。

    「王隠堂さんの敷地ってどの位あるんだい?」ときくと、腕を左から右にぐるりと回して「見えるところすべてです」と言うのです。

    話しをきくと、700年余りつづく旧家で、南北朝時代に後醍醐天皇を匿ったことで「王隠堂」という名をいただいた、ということです。

    「国産材の需要が激減して山仕事がなくなり、農作物も柿と梅と花梨位しか穫れないので、西吉野から若者たちがどんどん街に出ていってしまったんですわ」

    「先日奈良新聞を見ていたら、『有機八百屋開店』の記事が出ていて、連絡させてもらったんですわ」

    「傾斜地の多い村では、どうしても平地に比べ畑仕事も収穫量も厳しいものがあるので、何か特徴になるものがないか考えていたんですわ」

    その横顔は、父親の急死で若くしてかつての大地主を継いだ並々ならぬ矜持を感じさせるものでした。

    有機八百屋をはじめて3年の関君と私は32才、「西吉野を有機の里に」とチャレンジしようとしている王隠堂30才、ともに意気投合して山を下りたのです。

    ふもとで食堂を見つけ、ラーメンの大盛りを食べたのは言うまでもありません。

    その後、梅・柿・花梨は勿論のこと、梅ジャム・柿ジャム・花梨ジャム・梅シロップ・梅のどあめ・花梨あめ・柿チップ・柿せんべえ……と、ともに商品開発をすすめ、ポラン広場グループはこぞって販売に力を入れていったのです。

    西吉野村に円型プールのような梅干の作業所をつくり、仕事をつくり出していったのです。

    商品企画の半分は売れず、製造販売中止になっていくのだけど、売れ筋の商品を王隠堂は生協やデパート、スーパーへと売り込んでいったのです。

    商品企画会議で山を下りてきた王隠堂はなかなか帰らないようで、よく家から「政見はいつ頃戻るんでしょうか?」と電話があり、ポランのスタッフも「スミマセン!会議が長びいていて」と電話を切るのだけど、「会議はおとつい終わってんじゃん。ミナミで政見見たってよ」ということもままあったりしました。

    和歌山にも梅林を広げ、レストランもはじめ、「王隠堂ブランド」は広く信頼をあつめるようになっています。

    そのはじまりが、あの日だったかもしれないと思うと、八百屋冥利に尽きる1日でした。

    『語り継ぐ物語』のこと

    あひるの家の商品棚には数多くの品物が商品として並べられています。

    商品ひとつひとつには人の営みの積み重ねがあります。

    こだわりやゆずれないものや守りたいことやすすめたいことなど、なかなか商品だけでは伝えられない一端でも知っていただけたらと思い、「物語」(不定期掲載)をはじめることにしました。

    ちなみに『語り継ぐ物語』その1は、前々号のあひる通信「沖縄編」でした。

    パン屋さん魚屋さん豆腐屋さんお百姓さん……皆さんの日々の営みと重ね合わせ、励みになるようなものが記せたらいいなと思います。

  • あひる通信5.20号本日発行

    3週間ぶりとなるあひる通信が本日より配布開始となっています。

    今号のあひる通信は

    週間10%OFFSALE!【ポラーノの有機醤油】【これはうまい有機麦茶】【これはうまい有機麦茶TB】【有機ウスターソース】

    新商品・再開商品

    価格改定のお知らせ

    5月28日(土)おむすび屋高ちゃんウマイもの盛りだくさんフェア

    6月4日(土)あひるの家全品5%OFFSALE!

    『ちょこっと有機野菜セット・あひる便』入会申し込み受付中!

    あひるのアンケート募集中「あなたの声が聴きたい!あなたの声に応えたい!」

    【有機青梅】ご予約承り中

    『語り継ぐ物語』 その2 王隠堂編 ~鬱蒼とした杉林を抜けると、天空の屋敷があらわれた~

    日曜日は魚の日

    水曜日は玉ちゃんのお惣菜の日

    あひるの家フェイスブックやってます!

    あひるの家自家製ぬか漬け好評販売中

    雨の日スタンプ2倍サービスやってます

    あなたのおすすめレシピ教えてください!

    となっています。

    なお、今号のあひる通信にはスタッフ狩野が参加している『福島とつながる種まきネットワークプロジェクト(種まきネット)』の6月のイベントチラシも差し込みましたので、合せてご覧ください。

  • 5月21日(土)第三土曜日はフレンチ小清水くんのデリ販売の日

    今月から第三土曜日が定番となった富士見通り『ヒロミ・コシミズ・ガストロノミー』小清水くんのフレンチデリあひるの家店頭販売。

    今月は富士見通りの自店の名物【揚げたてフレンチカツサンド】をさらに改良した【Frenchたれカツサンド】が新登場。

    その他にも5月セール日にも好評だった【季節のサラダパフェ】や定番人気の【悪魔のフィナンシェ】【ポークリエット】など。

    今年も年末の【おせち】企画に向けて毎月試行錯誤を繰り返しながら、あひるのお客さんの好みをつかんでいって年末に臨みます。

    【Frenchたれカツサンド】 普段の1/2サイズ ¥920 

    今回はあひるさんの店頭で直接仕上げ調理をしてお渡しします。

    ”冷めたほうが美味しい”をコンセプトに開発した新商品を自店の販売に先駆けて食べられるのはあひるさんだけです!

    噛めば噛むほど味が出るかつサンド、本当に冷めても美味しいのか、この日にぜひ試してください。

    【サラダパフェ】¥918 

    自店では現在予約制になっていますので、即日お求めいただける貴重なチャンスです!

    その時々の仕入れ具合でベストなパフェを作りますので、毎回入っているお野菜が微妙に違い、マイナーチェンジしています。ぜひお買い逃しないようにお願いいたします。

    【ポークリエット】¥1058 

    当店のカツサンドのソースに使われている、宮崎県産の豚をしっかりローストしてから6時間煮込んで仕上げた豚肉のペースト。パンに塗ってお酒のおつまみはもちろん、ケチャップ・マヨネーズと混ぜて調味料としても使えるのです!店頭にて美味しい食べ方の裏技色々聞いてください。

    【悪魔のフィナンシェ】 ¥302 

    毎回完売のフィナンシェを今回も販売させて頂きます。試作に5年を費やし、フランス産の最高級品質のフランス産発酵バターと小⻨粉を使用してやっと完成した至極の逸品です。

    【宇治抹茶のフィナンシェ】 ¥324   

    宇治抹茶を加えた5月限定販売のフィナンシェです。残り2週間ほどの限定品となります。あひるさんでは最後の販売になりますので、ぜひお買い逃しないようお願いいたします。

    【ブラッドオレンジジャム】 ¥735  

    宇和島産のブラッドオレンジを使用。自家製ペクチンと国産てんさい糖で丁寧に作り上げた無添加ジャムです。パンにはもちろん、豚肉料理などに調味料として使用していただくのもお薦めです。

    店頭で試食と、お召し上がり方のアドバイスも行いますので、ぜひ色々聞いてください。

  • 祝!あひるインスタフォロワー100人達成

    4月8日(金)夜、何を思ったのか突然はじめてしまった『あひるの家公式Instagram』。

    6年前にはじめたフェイスブックも「ぜったいやらない」と言い張っていたのですが、「手間が2倍になるからやらない」「はっしゅたぐに意味がわかならい」と頑なに手を出さなかったFB以外のSNS(そんなのしらねー)をはじめてしまったのは、魔が差したとしかいえません。

    FBをあげてからのコピペ&ハッシュタグを考えなくてはいけないので予想通り手間は2倍以上となり、店内店外でスマホをピコピコやってると、「あんた仕事しなさい」と怒られる毎日です。一応これも仕事なんですが……

    で、1ヶ月とちょっとやってみて効果があった(集客)のかというと正直わからないのですが(インスタ見てきました!という人は1名いた)、やってる本人は楽しんでいます。ハッシュタグって本来多くの人に繋がってもらうためのものですが、自分で貼ったタグが誰も使ったことのないものだと「オレが最初!」なんてニヤニヤしてしまったりして。

    まあ、そんなビジネスアカウントなのに個人の感想です的投稿を続けて約1ヶ月半、本日あひるの家公式Instagramのフォロワーさんがめでたく100人に達しました!

    フォロワーのみなさまの平穏な日々にはうるさく感じられることもありますでしょうが、これも仕事なのでそれは考えないようにして、これからもあひるの家のドラマチックな日常を日々アップしていきたいと思います。

    今後ともあひるの家インスタグラム、ならびにブログ・フェイスブック・Twitterをどうぞよろしくお願いします。

  • 明日の玉ちゃんお惣菜チラ見せ

    毎週水曜日に大好評の玉ちゃんの韓国お惣菜。

    前日火曜日の夕方に玉ちゃんからメニューを聞いて貼り出しを作り、いつもだったらあひるFBとインスタに「チラ見せ」としてあげているのですが、先週は玉ちゃんの遅GW休みで1週間空いたため、今週は特別に写真付きで明日のお惣菜をお見せします。

    1週間お休みして充電バリバリの5月18日(水)のスペシャルメニューは、韓国宮廷料理でもある【トッカルビ】。トック(韓国餅)を中に詰めた韓国風ハンバーグを、炭火でパチパチ焼きました。玉ちゃん特製醤油ソースで味付け。

    もう一つのスペシャルは人気の【韓国じゃこ炒め】。じゃことナッツ類をごま油でカリカリに香ばしく炒めた、御飯にもおつまみにも合う一品。赤く見えるのは唐辛子ではなくパプリカなので辛くはありません。

    定番の【海鮮チヂミ】は煮干しでとった出汁が効いた生地がウマイ!エビ・イカ・アサリの海鮮入りなので、お肉が苦手な人も。かわいい醤油差しに入った特製チヂミタレでどうぞ。

    定番その②【キンパ】は唯一のご飯物。具だくさんのごま油香る韓国海苔巻きです。

    定番その③【ナムル】は野菜がたくさん採れる人気の副菜。小松菜・もやし・大根・人参・ゼンマイと野菜たっぷりのオモニの味。

    「主食とおかず両方食べたい」「もう少し量が食べたい」という人には、週ごとに内容の違う【ハーフ&ハーフ】もあります。

    水曜日、玉ちゃんの手作り韓国お惣菜は11時過ぎ、玉ちゃん本人かスタッフさんが自転車で届けてくれます。明日の昼ご飯、夜ご飯にいかがですか。

  • 2月5日(土)あひるの家全品5%OFFSALE!

    毎月第一土曜日はあひるの家全品5%OFFSALEの日(酒類・キャンペーン品・小山製菓を除く)。

    日持ちのする調味料や乾物、冷凍品などは、この日にまとめ買いがお得です。

    通常4時便のみの配達も、正午過ぎから随時出発します。ご利用ください。

    ★セール日のお楽しみ!和菓子屋小山さんおまんじゅう・お団子

    【みたらし団子】【切り餅】【酒まんじゅう】【黒糖まんじゅう】【よもぎ大福】【素甘】など。

    ★魚屋さん海野くんのウマイ!魚貝も1日早くセール日に届きます

    毎週日曜日の「魚の日」が好評の青梅・海野水産三代目海野くんが豊洲市場を歩き廻って選んだ寒中にウマイ!魚貝も、第一土曜日のセール日には1日早く届きます(今週は宅急便で届きます)。

    ※午前中は混み合うことが予想されますので、来店時間の分散にご協力よろしくお願いします

  • 節分にあひるの家の食材で恵方巻き

    2022年1月もあっという間に過ぎていき、来週はもう2月、そして3日(木)は節分。

    只今絶賛ご予約承り中の玉ちゃんの【韓国恵方巻】も大好評ですが、今週の週間セール【焼のり・全型】とあひるの食材を使って、ご家庭で恵方巻きパーティーはいかがですか。

    恵方巻きといえばコンビニやスーパーの大量廃棄が問題となっている昨今ですが、自宅で作れば好きな具を巻いて、家族みんなでおいしいいただけます。

    ご紹介するのは2019年節分の我が家の恵方巻き。

    海野くんの【まぐろ赤身】メインの定番太巻き。【まぐろ鉄芯】も冷凍ショーケースにあります

    肉食男子にはコレ!【牛切り落とし】焼肉巻き

    やいかがし代わりの【ミニとろいわし缶】も節分の定番

    【アルファーモモハム】や【ツナフレーク缶】マヨ和え、【秋鮭スモークサーモン】などのサラダ巻き

    これはセ◯ユーで買いました。穴子蒲焼きと【キムチ漬】の相性抜群

    発酵食品大事!納豆その他巻き

    ちなみにコレはスタッフあかしの年の数(当時45才)の【翁豆】

  • 【寒餅】まだ間に合います

    昨日のブログで『1月29日(土)おむすび屋高ちゃんのウマイもの盛りだくさんフェア中止のお知らせ』をしましたが、同日にダブルブッキングしていた『栃木・鈴木章さんの【寒餅】販売します!』は感染症対策をした上で予定通り催します。

    ご予約締め切りは昨日まででしたが、たくさんいただいたご予約分を集計して章さんに発注、その後【寒餅】4種の数を微調整したところ、29日当日販売分もまだ余裕があることが確定しました。

    基本の【白米餅】4枚、年末に人気だった【玄米餅】は2枚、縁起物の豆が入って味わい深い【黒豆餅】が4枚、海苔の風味が香ばしい【青のり餅】が4枚あります。

    年末に販売した【のし餅】のハーフサイズなので、【おむすび】【丼もの】を食べるつもりでお腹を空かせていた人は【寒餅】4種食べ比べなんていかがですか。

    当日欠席のおむすび屋高ちゃんの家では、のし餅を切らずにフライパンにごま油で焼いて、ネギとポン酢で食べるのがウマイらしいですよ。

    【寒餅】は29日(土)正午前までに宅急便で届きます。

  • 1月29日(土)おむすび屋高ちゃんのウマイもの盛りだくさんフェア中止のお知らせ

    毎月最終土曜日恒例のおむすび屋高ちゃんの販売イベントを、1月も今週末に予定していましたが、都合により今月のイベントは中止とさせていただきます。

    直前のお知らせとなり、楽しみにしていた方やご予約いただいていた方には申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。

    次回おむすび屋高ちゃんのイベントは2月26日(土)を予定しています。

  • 春の予感【ふきのとう】

    奈良・王隠堂農園から【ふきのとう】(農薬・化学肥料不使用)が早くも届きました。

    雪融けを待たずに顔を出す春一番の山菜といわれ、独特の香りとほろ苦さがこれからやってくる春を感じさせてくれます。

    「春の皿には苦みを盛れ」という言葉があるように、春の山菜が持つ苦味には冬の間に体の中に溜まった脂肪や毒素の排出を促したり、味覚を刺激して気分を引き締めるといった効果が期待できるといわれています。

    定番の天ぷらは衣を薄く付けて低めの温度で揚げるのがコツ。揚げているうちにつぼみが開くと苦みが取れます。

    そのほか、みじん切りにして味噌汁や煮浸し、炒め物などに。

    【ふきのとう】と味噌、砂糖(いれない場合もある)で作る「ふき味噌」は、ご飯のお供やお酒のつまみにはもちろん、パスタや肉料理にも合います。

    岡山瀬戸内・名刀味噌本舗の【名刀ひしお】でふき味噌の味じ付けをしたり天ぷらに添えたりしても絶対に合うと思いますよ。

    ※【ふきのとう】はまだ入荷が少ないため、品切れの場合もあります。

    ※【名刀ひしお】は現在品切れ中。2月初旬入荷します。

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